出世くだもの?~熟したあとは名前が変わる~

沖縄の話

ブリなど、魚には出世魚と呼ばれているものかいくつかありますよね。成長するごとに呼び名が変わってくる…しかもなんだか高級魚になっていくような響きがあります。

大宜味が産地として有名なシークワーサーですが、つやつや青くて酸っぱいものが出荷されていきます。
ですが、木に成ったまま秋から冬にかけて黄色く色づいてくると、果肉も柔らかく、果汁も甘くなっていきます。

完熟シークワーサーという商品名でも販売されていますが、県内ではもっぱら「タルガヨー」と名前を変えて、主にやんばる地域の売店などで売られるようになります。

これは果たして出世なのか?
タルガヨーを直訳すると「誰がよー」
「誰なの?」みたいな意味でしょうか。

なぜこのように呼ばれているのか定かではありませんが、もしかして若い頃(青いシークワーサー)にくらべ、色も甘みもまろやかになるので「(すっかり見違えて)あんた誰?」みたいな意味なのでしょうか。

私が考えるもうひとつの説は、沖縄の柑橘類はパっと見た目が似ているものが多いのです。
タンカン、クガニ、タルガヨー
なので「誰?」なんて思われていたのかな?

いずれにしても出世したのかそうでないのか、成長して名前の変わる果物も珍しいですよね。