地域の情報ネットワークは?~やっぱりペーパーです~

地域にとけこむコツ,沖縄

沖縄では市町村単位の下に「区」とか「字(あざ)」とか「部落」と呼ばれるコミュニティがあります。
「自治会」になっているところもありますが、同じ字(あざ)を取りまとめて、区長または自治会長がいて公民館があって…という形式が多いでしょうか。

最近は、引越ししてきてもそのコミュニティに加入しない方も増えてきていますが、その土地で生活するなら加入することをおススメします。

加入しない方の理由としては
・会費を払いたくない
・地域の作業に出たくない(または仕事が忙しくて出られない)
・しがらみが面倒
などだと思います。

でも、お付き合いの仕方次第だと私は思います。ほどよい距離(そうは言っても度合いが難しいけど)を保って地域とお付き合いして行けば、楽しいことや新しい発見、地域の人との出会い、そして何と言っても自分のことを覚えてもらえる!
マイナス面よりプラス面を増やせるような付き合い方をしていこう~って心がけるだけでも違うと思っています。

つい最近(ちょっと遅かったけど)SEASIDE OFFICEの所在地である「喜如嘉(きじょか)」の区に加入しました。公民館にまだ2回しか行ってないんだけど笑、新たな発見が結構あったのでご紹介。

ちなみに、1回目に訪問してご挨拶、2回目に行ったら
私の名刺が新しい区民紹介ということで入り口に貼られていた
いきなり、ミカン狩りに誘われた
という、なんだか嬉しいこともあったんですよ。

①あいさつに行ったらすでにSEASIDE OFFICEを知っていた!
どんなところなのか(何をするところなのか)は、ボヤっとわかっているようなそうでないような感じだと思いますが、「そんなところが出来た」ってことは知っていたのでびっくり。

②区費はいろんなことに使われている
もうひとつの拠点、平安座もそうですが区費って意外と大切なことに使われているんですよ~
喜如嘉の場合には、集落内の外灯の維持費、海側の難視聴エリアのテレビ受信アンテナの維持費、そして区のいろいろを執り行ってくれる方の人件費だったり事務に係る費用、集落の行事に係る費用などです。
平安座の場合は、集落内の清掃や共同墓地の維持費なんかもあります。(平安座はもっとたくさんのことがありますがエンドレスなので割愛)
集落の中の外灯って、それぞれの区が負担しているというのを平安座に住むようになって初めて知りました。市町村はそこまでやらないんですねー。
懐中電灯を持って歩くのは沖縄の夜の定番ですが、防犯上でも外灯は必要ですよね。

③区内の情報伝達手段は毎月の広報やチラシと掲示板
市町村の広報は、配布を区に委託しているところが多いようです。区の中はさらに班で分かれているので、班長さん(当番制のところもあり)が毎月各戸に配ってくれます。市町村の広報はじめ、いろいろなお知らせ類。
多分、これを読むのが楽しみというお年寄りもいるのだろうなあ。なんだかホッコリします。そして、喜如嘉には掲示板が多かった!掲示板は最近もう無くなっているところが多いと思っていました。車社会の沖縄。集落内も車でさーっと移動しちゃうと掲示板を見ることも無くなりますからね。喜如嘉は安心してのんびり歩ける集落というのも関係ありそうな気がします。
ちなみに、緊急時の伝達手段は防災無線です。

喜如嘉は芭蕉布の里として知られていて、人間国宝の方もいらっしゃる芭蕉布会館もあります。
最近では沖縄出身の某タレントがテレビ番組で散策してましたね。

私は、平安座と同様に、その場所の歴史や文化なんかにも興味があるので、そんなことも追々お話しうかがっていけたらなーと思っています。

そして、忘れちゃいけない、字のカミヤー(神様のいるところ)にお世話になる挨拶に行かねば!沖縄のしきたりですね(^.^)。