気軽なワーケーション~日常の1コマとして~
週末1泊で沖縄本島中部から「リフレッシュと片付かない仕事をするため」にいらしていただいたワーケーションスタイルが、さりげなくとても素敵だったのでご紹介します。
どんなことに困っていた?
本島中部に住むE子さん。お仕事はベンチャー企業のサポート。いろいろと報告書など持ち帰りで作業する文書が溜まっていたみたいです。やらなきゃいけない、そう思って自宅でPCを開き作業するも「まあ、明日でもいいかな」と思い、つい先送りにして眠ってしまうそうです。あるあるですよね!気持ちとってもわかります。そして、やらなければならない仕事がどんどん溜まっていく・・・このままではいけない!どこかで集中してどうにかしなければ!という思いと焦りが募っていたそうです。
そんなタイミングで管理人おせっかいネーネーからの「ちょっと1泊くらい仕事しにこない?」っていう声かけが。「このままではダメだと思ったから声かけてくれて嬉しかった。しっかり仕事しに行きます!」というお返事をいただき、土曜の午前中からサクっとやってきました。
荷物もなんてコンパクト!多分、簡単な着替えと仕事に必要な資料にPCだけ。英語が堪能な彼女は海外旅行も慣れているのでこの身軽さなのでしょう。
どんな過ごし方だったのか
振り返ってみればこんなスケジュールでした。夕飯の時間以外はきっちり予定を決めたりしなかったんですよ。
◎土曜日
11:30頃 SEASIDE OFFICE到着。お部屋の準備が出来ていたのでチェックイン(通常のチェックインは15時です)
12:00頃 やんばる横町でランチバイキングの昼食
13:30頃 仕事開始
16:00頃 気分転換に散歩
17:00頃 散歩から戻ってきて再び仕事
19:00 夕食
20:30頃 頑張ってもう少し仕事
21:30頃 本日の仕事はここまで
◎日曜日
07:00頃 起床
07:30頃 田嘉里朝市まで足を伸ばす
朝市でコーヒーとパンの朝食、その後、ガイド付き集落散策に参加
10:00頃 戻ってきて荷物をまとめてチェックアウト
その後、SEASIDE OFFICEで管理人と朝市の話などで盛り上がる
12:00頃 夕方から那覇で用事があるため大宜味を出発
予定を決めず気ままに仕事&リラックス
E子さんは管理人の知り合いです。久しぶりの再会だったので、到着してから軽く近況報告してすぐに2階の宿泊部屋に案内しました。彼女の宿泊は「昼夕食付プラン」(※今の期間だけです)チェックインのあとすぐに隣のやんばる横町にランチバイキング食べに行きました。バイキングってうっかりすると食べ過ぎるのですが、そこは午後から仕事なので、適度にゆっくりランチを食べ、仕事に取り掛かります。
お互いにやることいっぱいなので集中してがんばろう!と、おしゃべりはせずに仕事に向き合います。
やっぱり集中できるのは森側の席。特に何かをひねりださないといけないような内容の仕事をするには、この席は最適みたいです。2時間ほどお喋りもなく、時折コーヒーを飲みながら仕事に集中。
森側の席は集中できると好評 天井が高いので樹々や空を時々眺めて目を休めます
2時間ほどして、一区切りついたのか「ちょっと散歩してくる」ということで海沿いの散策コースをおススメしました。1日5000歩を繰り返しているということなので、歩いて喜如嘉の浜まで行くのはちょうどいい距離。彼女を送り出し、管理人は自分の仕事に集中していました。
目の前の海の写真をパチリ 暮れ行く空と海 軽石が・・・寄せる浜辺
小一時間ほどして戻ってくると「川のところまでいったけど軽石がすごいよね」という話に。でも、護岸で囲まれたの自宅近くの海で溜まり続ける軽石を見ていた彼女は「打ち上げられる浜があることも、また意味があるんだろうなって考えちゃった」と。そう、散歩はちょっとした気づきと気分転換にはとてもいいのです。しばし軽石談義。E子さんは「プランターの鉢底とかに軽石いれたりして再利用したらいいのにね」なんてアイディア出していました。(実は翌日、沖縄県の軽石成分分析のニュースが流れ、「水はけに長けた軽石は土壌改良に使える」と。ドンピシャなアイディアだった!)
その後また、夕食までの間は気分もすっきりと再び仕事に集中。お互いにすごく集中して仕事してました。
夕食は軽くビールも1杯で
夕食の時間は事前に決めてお願いしていたので、夜は居酒屋のやんばる横町へ。お互いに「タンパク質摂って残りの仕事がんばろう」と、ステーキ系を注文。居酒屋のオーナーからサービスで、シブイ(冬瓜)のあったり美味しい煮物とラフテーもいただきました。
1杯だけビール 夕食は肉!食後の仕事のパワー充てん
何気ない会話の中から明日の予定が決まる
やんばるには、時々来ているE子さん。

このあたりにあったらいいな、と思うのは美味しいコーヒー屋さんなのよね~

あるってばー。「キザハコーヒー」っていう大宜味のコーヒー屋さん。
でも営業日と場所が不定期なこともあるからブログかインスタでチェックしてから行こうね!

え!?行きたい。すぐ検索してみる!
(ポチポチポチ←スマホで検索する音)

明日は田嘉里朝市で出店だって。おもしろそう!行ってみる!

あい、めのられすとらんも出るんだね。おススメだよ!
こんな感じで、何も決めずに来たけれど、現地でゲットした情報に興味を持って次の日の予定を決めるって、ワーケーションの楽しみ方としてはピカイチだと思います。
夕飯のあと。普段ならダレて絶対に仕事にならない・・・というE子さんに「お互いもうちょっと頑張ってみる?」と励まし合いながらもう一度スペースに戻り仕事再開。1時間ほどだったのですが、これが「乗り気にならない仕事の出口が見えた」1時間になったのだそうです。やって良かったと言ってもらえて、やっぱり一人じゃない環境で仕事するってとても大切だなと久しぶりに管理人も実感しました。
楽しくて面白い出会いを見つけたのどかな集落
翌朝。管理人はスペースを開ける準備があるので朝市には同行せず、E子さんが帰ってくるまでのんびりとパンとコーヒー持参で仕事。10時頃、E子さんが戻ってきました。
「とってもおもしろかった~」と大満足だったみたいで、朝市の話をひととおりしてくれました。キザハコーヒーも美味しかったし、めのられすとらんのパンも好みだったようで、私がおススメしたパンケーキミックスもお土産に購入してましたよ。
そして、朝市でいきなり「田嘉里集落ガイドツアー」に誘われたという面白い話を教えてくれて、私も知らなかった大宜味の話が聞けました。コーヒー飲んでいたら、ガイドやってるおじさんに声をかけられたそうです。 面白そうだし、とっても可愛い集落コースマップももらえて、ついつい2コースも行ってしまったと、とっても楽しそうに語ってました。自分が出会った楽しい話をすぐに語り合えるのもコワーキングスペースの良いところですよね。
ガイドの方は、カーブチーやタルガヨーの畑をやりながら、昼間は介護の仕事をし、ボランティアで田嘉里の集落ガイドをしている方なのだそうです。5コースあるそうですが、1コース15分から30分くらいの気軽に参加できるコースらしいですよ。ご本人いわく、集落の若い人たちにもガイドで参加してほしいなあ、と思っているらしいです。管理人もこういうガイドツアーに参加するのは大好き。今度、田嘉里に行ってみよう!
夕方から那覇で予定があるということで、12時頃大宜味から帰途についたE子さん。帰り間際に「この環境から那覇に行くってなんか信じられない・・・」と名残惜しそう。でも、田嘉里のガイドさんに「今度は5月にタケノコ食べにおいで」と誘われたらしいし、いろんなところでいろんな人がオモシロイことやっていることを知ったのが、ものすごくリフレッシュできたそうで、「また来る!」と言って帰って行きました。
気乗りせずなかなか進まなかった仕事の終わりも見えて、リフレッシュも出来た今回の1泊ワーケーション。
この気軽さと、予定を決めないからこそ出会う機会の楽しさを満喫していて、管理人も「こんな過ごし方をしてくれる人のためにやってて良かった」と感じることが出来たのでした。
満足して帰ってもらえる人を見送る満足。幸せです。沖縄県内に住む方も、県外からの方も、日常の暮らしに近いこんな気軽なワーケーションを過ごしてみませんか?
SEASIDE OFFICEの窓辺 SEASIDE OFFICE外観